日商簿記検定2級
確か8月の終わりか9月頭から資格学校で日商簿記検定3級の勉強を始めて、11月に簿記3級と簿記2級の同時受験をしました。(日商簿記検定2級については、ほぼ独学です。少しだけ資格学校の簿記3級の講師の先生にアドバイスはいただきましたが・・・)
前回の簿記3級の記事に簿記3級は100点と載せましたが、そのときの簿記2級は確か合格点に6点ぐらい足りずに不合格でした。
2ヶ月~3カ月で、しかも簿記3級の勉強と簿記2級の勉強をして、とりあえず簿記2級も合格点に近いところまで持っていったのは、おそらく簿記2級の勉強に使ったテキストが自分にあっていたんだと思います。
簿記3級に関しては、どんな勉強をしたらよいのかもわからず資格の学校に通いましたが、簿記2級に関しては試験までの期間もせまっていたので、無謀とは思いつつも本屋でなるべく薄いテキストとテキストとリンクしている問題集を買って、短期集中でなんとか試験日までに受かる可能性はあると思える状態までには持っていきました。
ただし、簿記3級も簿記2級も基礎となる部分は同じですし、簿記3級で得た知識を忘れないうちに簿記2級にも活かせたのは間違いないですし、勉強して知識が増えていくことに楽しさを覚え始めたのもプラスに作用したのだと思います。
簿記2級の1度目の受験で足りなかった部分は、簿記3級では全く勉強しない工業簿記の理解不足と、簿記2級の過去問題をあまり解く時間がなかったことだと自分で分析しました。
そして、2ヶ月ちょっと先の翌年2月の簿記2級に向けて弱点を補強して本番は8割の出来でしたが無事に日商簿記検定2級に合格しました。
この日商簿記検定2級の受験勉強で得た教訓は、「試験に受かるには、すべてを完璧にやる必要はない」ということでした。
どういうことかと申しますと、簿記は7割取れば合格できると思うのですが(今も同じ??)、勉強したことをすべて実務に活かそうとか思うと完璧に勉強しなければと思ってしまうでしょうが、あくまで合格することに目標を置けば薄いテキストでも繰り返し出題される問題の傾向は押さえていますので、その部分をしっかり得点することができれば合格できるということです。プラスしてその薄いテキストに準拠した問題集をセットで2回3回繰り返せば合格の可能性はかなりアップするはずです。
ただし注意しなければならないのは、試験本番での「時間との闘い」です。簿記2級の一度目の受験では、ある問題でバランスシートだか勘定科目のバランスが合わなくなって、5分ぐらいパニックになった記憶があります。
簿記の3級であろうが簿記2級であろうが、基本は数字の計算がほとんどです。時間の余裕はあればあるほど良いので、時間配分、解く問題の順序、難しい問題を捨てる基準(何分考えてもわからない場合は捨てるなど)を決めておくことをお勧めします。
得意・不得意があるとは思いますが、問題を見る前に苦手の工業簿記は捨てる!って決め打ちしない方が良いと思いますよ。案外工業簿記の問題の方が基本的だったりするかも・・・。
まず、全体の問題をパッと見渡してから、これはいける!!って問題とそうでない問題のレベルの判断ができるように過去問題を最低でも1年分(3回分)、できれば2、3年分(6回、9回分)を解いてみるとよいでしょう。
この辺の時間配分などの対策は、資格の学校では問題演習を集中してやる講義もあるし、模擬試験もあるでしょうが、独学で勉強している人にとって難しいところです。必ず時間を意識して解く期間を試験前に作って対応策を考えてください。
これで日商簿記検定2級については終了です。(短いですか?すいません、何せ10年前の話なもので細かい勉強の部分は正直思い出せないのです・・・)
しかし、この後(資格取得その10前後・・・)にでてくる「行政書士」、「社会保険労務士」、「3級、2級ファイナンシャルプランニング技能士」、「宅地建物取引主任者」は、もっと具体的に書いていきますのでご勘弁を・・・。
最後に当時1999年前後だったと思いますが、勉強したテキスト&問題集を載せておきます。(ただし、最新の販売年が2002年みたいなので今の2009年版とかは発売されていないのかも・・・)