初級システムアドミニストレータ (国家資格)
この初級シスアド試験のことについて記事にする前に、現在の情報処理技術者試験制度はどうなっているのだろうとHPを覗いて見ましたら、なんと平成21年度試験からは新しい試験制度が導入されるとあったので記事にするのやめようかなぁとも思いましたが、とりあえず今年の春の試験(平成20年4月19日実施)はまだ初級シスアドの試験はあるみたいなので一応書いときます。
新しい試験制度での「初級シスアド試験」に該当する試験は「ITパスポート試験」になるのでしょうか??新制度の情報処理技術者試験の中では一番難易度の低い試験みたいだし・・・。
※ 新試験制度については、情報処理技術者試験のHPで確認してください。
でもこれからITパスポート試験を受験しようと考えている人にとってはチャンスですよ!!
新しい試験というのは問題を作る方も手探り状態ですし、合格基準も甘めというか問題レベルがやや易のパターンが多いのでしょうから。(ごく稀に超難題を出す先生もおられるとは思いますが・・・そんな問題はみんなできないと捨てる勇気が必要です)
新制度に準拠したテキストなど販売されているのですよね??だとしたらテキストの基本事項をマスターしとけば十分チャンスはありますよ。
ただこの制度変更がどのくらい前に発表されたのか知りませんが、初級シスアドの勉強を重ねてきた人にとっては複雑な心境かもしれませんね。あと何回初級シスアド試験が実施されるのかも知りませんが、今までの努力を合格という結果で締めくくって欲しいものです。
それでは本題の初級シスアド試験についての体験談を。とは言うものの現在の初級シスアド試験も10年前の試験とは違うのかもしれませんね。
私の受験したときは、午前2時間半、午後2時間半の試験で、共に7割以上の得点で合格と言われていました(午前で足切りされると午後は採点してもらえなかったとか・・・今も同じかな??)。
言われていましたというのは、合格しても今のように自分の得点は知らされませんし、不合格の人には何の連絡もなかったからなのです。
私は幸い1度の受験で合格しましたので、得点はわかりませんでしたが(試験当日の資格学校の解答速報で自己採点ですが午前午後とも8割取れていたので合格を確信していましたが・・・)発表までの日々をやきもきして待つ必要はありませんでした。マークシート試験の利点ですよね。記述問題があるとそうはいきませんから・・・。
この初級シスアドの勉強方法ですが、当時の私は独学で勉強しました。その当時の仕事がシステムエンジニアもどきでしたので、基本の基本のところは勉強しなくてもよかったと思いますが、薄いテキスト(いろいろな出版社が販売している「短期合格・・・テキスト」って市販の本)を購入して午前の問題の対策をして、午後の問題の対策として3年分の過去問を3回繰り返してやりました(薄いテキストの基本事項もよく開いて確認していましたよ)。
勉強期間は約3カ月ぐらいだったと思います。
ただし勉強期間が短かかったため、過去問題を何度解いても間違えるような問題と同じパターンが出題されたら思い切って捨てる覚悟で臨みました。それでも7割は取れるのです。
初級シスアド試験であれば、資格の学校に行かなくても過去問題集(その替わり解説の詳しい本)を繰り返しやることで十分合格点は取れるという感じでした。
とにかく過去問の繰り返し!!
正直、今この記事でこんなことを言っても現試験の初級シスアドに通用するかどうかは疑問ですが・・・。
ただ、もし初級シスアドの資格学校や通信講座に雇用保険の教育訓練給付金を使うことを考えている人がいたら、ちょっともったいないかなぁというぐらいしかはっきり言えませんねぇ・・・。(もう少し、費用と難易度の高い資格での利用をお勧めします)
私の時の教育訓練給付金は、今利用している人たちには申し訳ありませんが、受講費用の8割(最大20万まで)バックしてくれたので、私は初級シスアドの後に受験した社会保険労務士の試験の時に利用して15万円戻ってきましたから・・・。
あと私が初級シスアドに関していえることは・・・午後の試験の眠気対策は忘れずに!!ということですかね。
午前問題と違って、ぽんぽんテンポよくいける問題ではなく、問題文が長いですからね。気づいたら半分ウトウトしてて、時間が足りなくなるということもありえますから。
集中力も散漫になりますし。
今後書く記事の「社会保険労務士」や「行政書士」などは、3時間とか3時間半とかの長丁場の試験です。今後、ステップアップして難易度の高い試験を受ける予定の方は、集中力の維持の方法を研究するなり、模擬試験などで訓練を積むとかの対策も必要かと思います。